研究班・課題の成果

環境と景観の資料化と体系化

課題2 環境認識とその変遷の研究

「環境認識」とは研究担当者自身の言葉で言い換えれば、人が生活するために環境にどう働きかけ環境を把握してきたかという民俗学の蓄積が活用できる場であると捉え、そのことを海人の日常に密着して調査した事例と焼畑村の生活暦から読み解いた。しかしながら、環境へ働きかける主体の側への視座を同時にあわせ持つものでなければ、環境の変容だけを捉えても主体すなわち人間を含む総体としての環境を把握したことにはならない。この点は今後の課題としておきたい。


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