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研究班・課題の成果
身体技法および感性の資料化と体系化
課題2 用具と人間の動作の関係の分析
- 研究経過
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- 研究成果
近世以来、研究者によって注目されてきた「東日本と西日本の文化の違い」のベースには、日本列島の民族分布の違いが横たわっているであろうとの見通しから、「身体技法の違いにもとづく古代日本列島の民族分布の復元」を第1のテーマとして、木摺臼の分布調査に取り組んだ。そのため、2003年度は青森・岩手・宮城県を中心に延べ39日で90ヶ所、2004年度は秋田・山形・福島県を中心に延べ49日126ヶ所、2005年度は中部地方を中心に延べ54日171ヶ所、2006年度は中部地方の追加調査で延べ16日27ヶ所を調査した。また、収蔵庫には在来犂もあることから、調査担当者が積み重ねてきた在来犂調査を並行して行い、在来犂から地域ごとの古代史を復元するという“民具からの歴史学”を目指した「民具という非文字資料の体系化のための在来犂の比較調査」を第2のテーマとして取り組んだ。