出典:
世良伊八『樺太写真帖』樺太写真帖発行所、1959年12月(『樺太郷土写真帖』、1934年2月復刻版)
原資料種類:
写真(前)
原資料付加文字情報:
樺太神社 樺太神社は豊原市の東方旭ヶ丘の中腹にあり、鈴谷平野を一眸に収め四囲の樹木鬱蒼として森厳を極む。明治四十四年全島鎮護の大祀として建立された。祭神は大国魂命、大己貴命、少彦名命の三柱で、社殿前北側に大正十四年八月、畏くも聖上陛下東宮に御在し給いし当時、御参拝の折、御手植遊ばされた蝦夷松、右側には昭和四年八月伏見宮博恭王殿下御植栽の蝦夷松があり、社殿北側に閑院宮載仁親王殿下御成記念碑があった。崇高なる神域で、毎年八月二十三日大祭を行われた。当日は樺太庁始政記念日に該当し、戸毎に国旗を掲げ、一年中に於ける恒例の最大楽日として一般島民は敬虔の意を表した。官幣大社樺太神社
原資料内容:
鳥居手前から長大な参道を介して、はるか遠方に社殿を望んだ光景
原資料サイズ:
140×100
掲載ページ:
9
備考:
1910(明治43)年8月17日、官幣大社に列格