研究班・課題の成果
実験展示
5班 「実験展示」総括
第5班は、実験展示と高度専門職学芸員養成プログラムの2つの課題に取り組んだ。
実験展示は、プログラムの課題である図像・身体技法・環境を展示に統合し、情報発信することを目的として組織された。この3者を統合するものとして「あるく」という人類に普遍的な身体技法に焦点を合わせることとした。テーマ設定、資料収集、展示企画、実施の過程を踏まえ、2007年11月1ヶ月間展示公開をおこなった。
高度専門職学芸員養成プログラムは、まず第一に研究者としての能力を持ち、同時に博物館についての学芸員としての見識と技能をもつことが要求される。この資質を磨き、また博物館についての体系的な知識と見識、能力をもつ専門職の養成のために必要なプログラムの考案が必要である。これらを実現するために、歴史民俗系の大学院専攻課程における高度専門職学芸員養成のプログラムを策定し、また博物館学大学院設置へのカリキュラムの提案をおこなった。